「50代にもなって弾き語りの練習って言ってもなぁ~」
「オタマジャクシ大の苦手だし、どこをどう押さえるの?」
「5線譜」とか「オタマジャクシ」とか考える必要ないです!
必要なのは「歌詞」と「ダイヤグラム」だけで充分です。
もしも、あなたがソロギターや弾き語り上級者を目指すなら
「TAB譜」が必要になるでしょう。アルペジオ奏法の楽譜です。
ギター弾き語りを目指すなら「タブ譜」は不要です。
アルペジオも当面「基本パターン」だけで充分です。
「TAB譜」は押さえるポジションを時系列で表示し
「ダイヤグラム」は「コード」の押さえる場所です。
下のような図をご覧になったことありますよね?
インターネットでも相当数が公開されています。
記事の冒頭で申し上げたようにギター弾き語りで
必要なのは「歌詞」と「ダイヤグラム」だけです。
【ダイヤグラムとTAB(タブ)譜のちがいとは?】
50代になってギター弾き語りを再開するあなたは
最初は、左手でコードを押さえるので精いっぱい。
右手は上から下まで『ジャラ~ン』と鳴らすだけです。
最初からアルペジオで『かっこよく』弾くのは無理です。
なので、まずはダイヤグラムでコードをおぼえましょう!
まずは『C』と『G』のコードを押さえてみましょう
『C』と『G』のコードはとてもよく出てきます。
そして、その割には、簡単に押さえられます。
また「鉄板パターン」である『C D G Am Bm Em』の
組合せの中核をなす、ふたつの重要コードなのです。
例えば、友人のウェディングソングとして作られた
レミオロメンの名曲【3月9日】などはこんな感じ。
ここまでのパートでは『Am』が出てきていないので
たった5個のコードだけで名曲の一部が弾けますね。
それでは最初に『C』コードですが、ダイヤグラムではこうです。
2弦の1フレット(人差し指)・・・黄
4弦の2フレット(中指)・・・緑
5弦の3フレット(薬指)・・・青
を押さえて上から下まで『ジャラ~ン』と鳴らしてみて下さい。
おそらく、ポツポツポツ~というふうにしか鳴らなかったのでは?
弦を押さえている指を他の弦にタッチさせない!
たったこれだけのことを注意すれば『ジャラ~ン』と
美しい『C』コードの響きをかんたんに演奏できます。
『指板に指が垂直になるように押さえる!』
『F』のようなハイコードの人差し指以外は
基本的に指は指板に垂直になるように押さえます。
あなたも挫折したきっかけは『F』コード
だったりしませんか?案外トラウマでは?
『F』コードは何度も何度も練習する以外習得できませんが
記事を改めてかんたんな押さえ方なども練習していきます。
次に『G』コードを押さえてみましょう
「なぜ?次は『G』コードなの?」と疑問に思った
あなたは、ギター弾き語りのセンスがありますね。
『C』コード ⇒ 『G』コード
『G』コード ⇒ 『C』コード
ここにギター弾き語りに必要な要素が含まれています。
1弦の3フレット(子指)
5弦の2フレット(中指)
6弦の3フレット(薬指)
かならずこのような指使いにしてください。
1弦の3フレット(薬指)
5弦の2フレット(人差し指)
6弦の3フレット(中指)
このような指使いを解説している教則本もありますが
『C』コード ⇒ 『G』コードへの指の移動が煩雑です。
【お勧めの『G』コードの押さえ方で『C』コード⇒『G』コード】
人差し指はフリーになります
中指は4弦⇒5弦の同じ2フレット
薬指は5弦⇒6弦の同じ3フレット
まったく無駄な動きがありません!
【お勧めできない『G』コードの押さえ方で『C』コード⇒『G』コード】
人差し指は2弦の1フレットから5弦の2フレット
中指は4弦の2フレットから6弦の3フレット
薬指は5弦の3フレットから1弦の3フレット
非常に複雑な指の動きになっています!
ギター弾き語りをするならギターだけに集中はできません!
歌にもおよそ半分の余力を残しておく必要があるからです。
なのでギターのコード変更時は指の無駄な動きは
なるべく減らして、その分、歌に集中しましょう。
『C』コードの押さえ方の次に『G』コードを解説したのは
「無駄な指の動き」をなるべく減らすことが重要だからです。
残る『D Am Bm Em』を押さえてみましょう
コードを押さえる時は、押さえやすい指使いで
押さえればいいというものではないのです。
他のコードへ変更時にスムーズに指が動く指使いが重要です。
『D Am Bm Em』のコードのダイヤグラムをそれぞれ示します。
なお、『Bm』コードの正式な押さえ方は下図の通りです。
人差し指一本で多くの弦を押さえる
『バレー』とか『セーハ』と呼ばれる
押さえ方はひとまず「避け」ましょう。
まずは鉄板パターンが『ジャラ~ン』ときれいな音で
演奏できることをめざして何度も練習しましょう!